訪問者

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「飯食ったら出掛けてくるから。今日は納品と相談。夕飯はここで食うけどいいか?」 「…当たり前でしょ?自分の家だよ?」 「だって、冷蔵庫の中」 あっくんは冷蔵庫を指さした。 確かにあの中は…空っぽ。 「久々に外で食うか?」 「いいの?」 「外で食ったついでに買い物だな」 「うん!じゃあ帰り、待ってる」 「ん、なるべく早く帰って来るからな」 …こういうとき… 前にはなかった… 胸の奥と同時に… 目が細まる…瞬間がある そうして、あっくんは私の昼食でお腹を満たし、 いつものように出陣していった。
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