1122人が本棚に入れています
本棚に追加
カラダが繋がったのはその後だった。
ゆっくりと入ってきたあっくんに
私のカラダは吸い付くように重なった。
少し痛みを伴って合わさった二人のカラダは
最初から一つだったみたいに
しばらくの間、動けなかった。
私たちが一つであることを存分に実感すると
今度は一つになったまま激しく揺れ動く。
熱い摩擦(マサツ)が
私の理性を遠くへ飛ばして
目を閉じた世界が真っ白になった。
それはきっと
あっくんも同じだったはずだ。
そうでしょう……?
ねえ、あっくん……
小刻みに震えるカラダと
乱れた息で
私は何も言葉にすることが出来なかった……
あっくんも言葉もなしに私を抱きしめて
たった今、自分のものにした大切なものを
誰にも取られないように
胸の中に抱え込んだみたいだった……
最初のコメントを投稿しよう!