夜更し(ヨフカシ)

30/31
前へ
/31ページ
次へ
「……あっくん……ありがと」 私が言うとあっくんも照れたように 「……こっちのセリフだ」 と言って、目を逸らすようにおでこにキスをした。 私もあっくんも カラダが繋がったことに心から安堵していた。 近すぎる関係だからこそ 一線を越えることは より難しく より困難だ。 それを…… 今夜、私たちは二人で乗り越えた。 幼馴染だからとか、歳の差があるとか そんなことは、もう…… 私たちの関係の後付けにしかならない。 「……あっくん……大好き……」
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1122人が本棚に入れています
本棚に追加