エピローグ

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それからの私たちの慌てようと言ったら、 早送りのコメディー映画のようだった。 あっくんはカジュアルなパンツにシャツを羽織ると、エレベーターホールまで迎えに行くと言って部屋を出た。 私は自分の部屋に戻って慌ててワンピースを一枚被ると、髪の毛をまとめ上げながらダイニングへ向かい、電気ケトルでお湯を沸かした。 ケトルから湯気がのぼり始めると、玄関でドアの開く音がした。 あっくんが老夫婦を連れてダイニングのドアを開けた。 私が挨拶をすると、夫婦は穏やかな笑顔で応えてくれた。 あっくんは二人をソファに案内した。
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