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「……ひかる……」
あっくんが背中から腕を回して私をきつく抱きしめる。
その腕の強さに
私のカラダはあっくんの腕の中で小さく縮んだ。
「……どうしたの?」
「……ん?なんかさ……マジでこういうの、いいな……と思って」
あっくんは私と目を合さずに言った。
照れているあっくんがなんだか可愛い。
「……ひかるが居て……ああやってお客さんが笑ってくれて、なんか、冗談じゃなくて、マジで俺、夢とか見ちまいそうだ」
……あっくんの夢……
「……見ていいんだよ。あっくん、頭もいいし、努力家だし、みんなに好かれるし、絶対夢、叶うよ?」
私が言うと、あっくんは笑った。
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