第1章

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2024年 4月 高校1年生になりたての私 窓側の席に座ってただただ空をみつめている まわりには知らない人ばかり 不安も多いけど‥ 友達づくりどーしよ ただこれからどうなるのか …全く予想がつかない 「こら!そこ黒板みてー」 ‥っ!…私っ!? 入学したてから怒られてしまった… 空みてただけ‥ 将来の夢なんてない この歳で何十年も先まで続く将来、未来を決めろって言われても…無理に決まってる でも入った高校が専門のとこだから もう決まっているようなものかな 1年前… 「君、頭いいのに本当にそこにいきたいのか。今の君は夢がないそうだがそれなら偏差値60の普通科がこの地元にも‥」 「先生、私は無理やり未来を決めないとこの先もずっと今のままです」 少し困ったような顔をして‥ 「いや、しかし君は‥」 目をほそめた私は… 「今の成績がよくても私は確実性を狙っているんで。では帰ります」 「ちょ、ちょっと!待なさ…っ」 この後 先生と言葉を交わしたことがない どいつもこいつも 必死になって夢、夢って…現実みなよ こんな狭い世界でこんなに悩めて 短い人生を必死になって生きて それがあたりまえ‥ 「今日はここまでなー。来週ノート提出」 やっと終わりだ 「ねぇねぇ…りなちゃんって言うんだよね?ノートみせてもらえるかな?」 …だれ!? 「うん‥いいよ」 「ありがと!」 なんで名前‥しってるんだろ 「ねぇ?名前教えてもらえる?」 「坂口あいだよ!鈴村りなちゃん」 坂口って…まさか 「坂口さん…昔…私の…」 そんなわけ‥ないか 同性同名の人だよ。たぶん… 「うん‥ごめんねあの時は。でも今はそんな過去より仲良くしていこ!」 やっぱりあの時の坂口‥ そんな過去って…あんたにとっちゃそんなっていう言葉で済むかもしれないけど許したわけじゃないから 「そうだね。よろしく、あいちゃん」 「こちらこそ!よろしくね!りーなちゃん」 過去‥の‥恋 一番大好きだった彼を‥坂口は…
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