prologue.

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男娼は求められればなんでもする。 それが決まり。 男娼は国には認められていない。 男娼になった人は既婚の男性を喜ばせるのが役目。 つまり男娼は未婚の人間なのだ。 そんな人間を認める訳にはいかない。 それが憲法で、国を運営するにあたっての大前提だから。 だから国は男娼を見つければ罰を与える。 男娼は必要だが、決して認めてはいけない存在である。 もし男娼が1人の人間を愛してしまったら、その人は居なくなる。 男娼は恋愛をしてはいけない。 ただ、人を悦ばせるだけの存在だから。
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