episode.4

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「男娼用の個室があるから、そこで慣らしておくといいよ」 「な、慣らす…」 「うん」 昨日、怜さんの前でしたあれを、この人たちは毎日してるのかな……。 「わかりました」 ありがとうございます、とお礼を言ってしめされた個室へと向かう。 個室に入ると、そこにはシングルサイズのベッドと、小さなテーブルがあった。 広くないけど、準備するにはじゅうぶん過ぎるともおもった。 テーブルの上にはいろいろな道具が置いてある。 それらの全てが生々しくて、吐き気すらおぼえた。 でも、やらなきゃ。 やらないと、皆に迷惑がかかる。 「………っ」 ベッドに座って、ズボンを脱ぐ。 まだ肌寒い季節だ。 じわじわと身体が冷えていくのがわかった。 ローションを手に取ってあてがう。 昨日、何本も指が入ったんだから。 大丈夫。 「ん"、ぅ、…ぃ」 痛い。 入んないよ。 こんなの無理なんだ、おかしいんだ。
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