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「男娼用の個室があるから、そこで慣らしておくといいよ」
「な、慣らす…」
「うん」
昨日、怜さんの前でしたあれを、この人たちは毎日してるのかな……。
「わかりました」
ありがとうございます、とお礼を言ってしめされた個室へと向かう。
個室に入ると、そこにはシングルサイズのベッドと、小さなテーブルがあった。
広くないけど、準備するにはじゅうぶん過ぎるともおもった。
テーブルの上にはいろいろな道具が置いてある。
それらの全てが生々しくて、吐き気すらおぼえた。
でも、やらなきゃ。
やらないと、皆に迷惑がかかる。
「………っ」
ベッドに座って、ズボンを脱ぐ。
まだ肌寒い季節だ。
じわじわと身体が冷えていくのがわかった。
ローションを手に取ってあてがう。
昨日、何本も指が入ったんだから。
大丈夫。
「ん"、ぅ、…ぃ」
痛い。
入んないよ。
こんなの無理なんだ、おかしいんだ。
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