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「ごめんね理世くん」
部屋に入ってきた八雲さんは、予想に反してゆったりと微笑んだ。
「怖いのもわかるんだけど、俺達もしてるから」
「は、い……すみません」
優しく諭されるように言われ、頷くしかなかった。
そのまま八雲さんに座るように促され、抱きつかれるように手をまわされる。
「あの、?」
驚きつつも小さく声をかける。
「力抜いて」
「へ?」
その声とともに、突然 後ろに何かが入った。
ローションをつけていたから勢いよく入ったけど、痛くて一瞬 息が詰まった。
冷たくて、硬い、なにか。
「ッひ、な、なにこれ、」
「ごめんね、痛いよね。でもすぐほぐれるから」
八雲さんのその声のすぐあと、身体が跳ね上がった。
「ひぁああッ! んぅ、っあ、あッ」
ヴヴヴヴ、と規則的な振動が身体の奥を刺激する。
「あ、あ、あ、」
やだ、こんな、変な感じがする。
違和感とともに訪れる快感に抗えずに、涙と涎を垂らしながら八雲さんにすがりついた。
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