-After Word-

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『天魔が嗤う』、お楽しみいただけたでしょうか。作者の風太郎です。 ここからはあとがきのページになります。といっても本作は前中後の三編に渡りますので、作品内容について細かいことは後篇のあとがきにて述べさせていただきます。 ■テーマ 風太郎が作品毎に決める作品のテーマ。今回は『向き合う』です。ヒロインの光莉が先輩や謎の悪魔と向き合い、その関係をどう発展させるかを軸にしました。地の文などで光莉が彼らに抱く思いがどう動くか、注目です! また、意外にも部誌では初のマトモなファンタジー作品でした(魔法皇女なんてのはありましたが)。長編という事もあり、当時の風太郎の全てを込めた渾身の作品です……なんて言うとハードルが上がりそうですね。 小心者なのでガクガクです(笑) ■表紙 大学の同期で漫画研究会の部員でもある、PN:藤村紫癸 様に描いていただきました。前篇・中篇が同じ絵なのは、寄稿時期が中篇だからです……つまり、残念ながら前篇には本来扉がなかったわけです(苦笑) 部誌に扉がついたのは本作が最初で最後でしたが、お陰でとてもお洒落に掲載されました。 ■カゲロウ 冒頭の詩は元々後篇と同時掲載される予定でしたが、諸々の事情で見送りになりました。 これ自体、最初は天魔とは関係ない詩だったのですが、同時掲載のつもりで仕上げたため、最終的に関連が強くなりました。なので本作と一緒に掲載しています。どう関連しているかは……全部読めばわかるかも知れません。 なお、部誌掲載(予定)時やサイト掲載時は、背景が真っ黒だったりフォントを変えていたりと、なかなか禍々しい仕様になっていました。エブリスタではそういった機能が使えず、画像化して載せると字が潰れてしまうので、残念ながらこのように普通の(行間やスペースは普通とは言い難いですが)形で掲載することになりました。 それでは、今回はこの辺りで。中篇では先輩や悪魔ラウムとの関係がさらに動きます、ぜひ読んで下さいね! またお会いできるのを楽しみにしています。
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