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「……最後の……
そうだね。
クラリスはひとりしかいないもんね」
永遠に交われない、
狂人の最後の恋。
そこまで考えて、
心臓が絞られそうになった時。
「……拓海さん、ちょっと」
「いや、なんかムラッと来て」
拓海さんの手が、
さわさわと下に降りていく。
「観てる間も何度か
悪戯しようと思ったんだけど、
お前、真剣に観てるから」
「そりゃあ、あの……ッ、
ン、あ……」
数時間、
抱きしめられていた身体は
とっくに拓海さんと馴染んで、
何の違和感もない。
手のひらで太ももを
ゆっくりと撫でられ、
思わず腰を押し付けてしまう。
恥ずかしくて身体をよじると、
そのまま脚を開かされた。
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