かあさんの恋物語2015春

ＢＡＢＡの色はかあさんの色

「あれ？ねーちゃんマクドでオレが注文をしていた品物をわざと間違えた従業員さんじゃないのかな？」
「えーっ、何でアタシのことが分かったのでしょうか？」
「見ればすぐに分かるわ…ねーちゃん、あの時ドライブスルーのお客さまばかりに気を取られていて…ぼんやりとしていたのじゃないのかい？」
「本当にすみませんでした。」
「あのな…オレ…ひるめしを食い損ねて機嫌がものすごく悪いのだよ…オレが払った500円分でワビに何かおごれよな…」
「えっ？ワビに何かおごれよって？」
「セルフうどんでもいいからおごれよな…オレの機嫌をさらにそこねてもいいのかよ!?」
「わっ…わかったわよ…」

アタシは、気持ちがイシュクしてしまった声でカレにごはんをおごることになってしまったのでありました。

アタシにすごんできましたケーズデンキの従業員さんは、後にアタシのカレになります章介さんでありました。

カレとの出会いは、マクドでひるめしを食い損ねてしまったのでワビを入れろと言うおかしな形での出会いでありました。