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しばらくすると、足音は聞こえなくなっていた。
俺は真っ直ぐ帰る気にもなれず、降る雪の中をトボトボ歩いていた。
クリスマスイブに失恋なんて、最低な気分だ。
0時ちょうどにメールが来た。
ーーー
佑都、元気か?俺は今年ついに彼女とクリスマスイブだぜ♪
お前も初美ちゃんとさぞかし楽しんでるんだろうな。
俺の話を聞かせてやるから、今度お前の話も聞かせろよ。
じゃあまたな!
ーーーー
カズからだった。
初美からだと思ったから何だか拍子抜けだ。
全然楽しんでなんかねぇよ。
むしろ最悪の気分だ。
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