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「先輩、好きです!!付き合ってください」
今日も、中庭で乙女の声が響きわたる。
また、新たなカップル・・青春だぁ
と、思いきや・・
「ごめん、俺好きな人いるから」
そういって男は立ち去る。
悲しんでる乙女。声かけづらい雰囲気・・
しかし。
「ぎゃははは!みや、ふられてんの!」
その雰囲気はぶち壊れる。
「なによっ!創輝だってモテないくせに!」
「あんだとぉ!」
さっきまでの、空気は風にふきとばされたもよう。
~翌日~
「うわぁん×2、先輩大好きだったのにぃ・・ぐすっ」
「仕方がないよ。みや。悲しい涙は女を安くする、でしょっ!?」
「そうだよねっ!沙羅、ナイス!」
「ふふっ・・ど~いたしまして」
ここは、都内にあります愛林学園。共学校である。
私は、「みや」という猫ちゃんらしい名前です。
昨日、幼馴染の創輝に、先輩に告ったところを見られからかわれた。
ホント、サイテーな男子・・。
沙羅は私の親友。頼りになる、お姉さんタイプであります。
「お~い、みや、みやぁ!」
その声で私ははっと覚める。
「?」どうやら、私は眠っていたらしい。目の前には創輝の姿が。
「創輝なんでいんのさ」
「そりゃあ、おめぇが変なトコで眠ってたからだよ!」
「ふ~ん。何も見てないでしょうねぇ・・」
「バッバカやろう!んなわけなえだろうが!」
「まっ、いいや。そんなに顔赤くしなくてもいいのに」
「べーーーーっだ!」
こんなことが日常的だが、帰りはいつも一緒。
「てかさぁ・・創輝はなんの部活はいんの?」
「俺はバスケ。みやは運動できねぇから帰宅部どーだ?あっ!運動しすぎると胸の成長止まるぞ~!みやは今でもぺったんこだからな!」
「なっ!なんですとぉ怒怒」
「へっ!バイビ~」
あっ!もう創輝の家か・・っつっても、創輝と家となりだからな自分も、もうつくわ!テヘぺ~ろ。
私は、ベッドに寝っころがる。
創輝・・・
「みや~ごはんだよ~」
はっ!またねてた・・
「ねぇ、みや。創輝くん、すっごいかっこよくなったよね。成長するもんだわ~」
「ふんっ!そうでもないし」
ぼふっ!!夜11時。
布団の中にもう1度もぐる。
「はぁ・・確かになぁ。創輝は学校のプリンスコンテストで1位とったやつだもん・・。」
おやすみなさい・・。
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