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ストーンは人と犬が大好き。
散歩中も他所様の犬を発見すると一目散に駆け寄り、猛アピール。雄雌関係無く。
でも結果、嫌がられるか、怒られる羽目になるのが常で。
端からその様子を見てる私は涙がちょちょぎれそうになる。
今日もそんな結果になるのかとリードを緩めず、白シュナちゃんの様子を窺う。
すると白シュナちゃん、ストーンに近づいてゴロンと仰向けになり、カモーンと言わんばかりの艶かしい格好に。
ストーンも、まさかのカモーンに一瞬躊躇うが、ここぞとばかりにスンスンとニオイを嗅ぐ。
私も、一瞬躊躇うが、ここぞとばかりに有るか無いか確認。
無い。
雌。
女の子。
ヤバイ。発情期かも。
咄嗟にリードを引いてストーンを私の足元に寄せる。
ノーリードの白シュナちゃん。
諦めずにストーンに近づく。
ちょっと、ちょっと、この子のオーナーは何処よ。
と、マンションの玄関に視線を向けると、慌てて駆けてくる人。
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