第1章

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四時間目が、終わりお昼休憩が始まった。 この時間が凄く辛い...。 ぼっちって慣れないものなのです。 いっそお弁当なんていらないよ!六時間ぶっとうしで授業しちゃおうよ!くらい思っちゃってます。 心の中でため息をつきながら、お弁当箱を取り出す。 と、その時担任に名前を呼ばれた。 「おい、中西。これ隣の教室に運んでおいてくれないか。次の授業で使うんだ。」 現国の加藤先生。そして私達の担任だ。 日直でもないし、教科係でもない私。 ただ、既に楽しそうに騒ぎながらご飯を食べている生徒に頼む気にはなれなかったのだろう。 「はい。わかりました。」 「悪いな。急に会議が入ってしまって。」 「いえ、全然。大丈夫ですよ。気にしないでください。」 先生が出て行き、私は本の山とチョーコクケースを両手に抱えて隣のクラスに運びにいった。 さっさと置きに行って、お弁当食べよう。 これが今まで真っ暗だった私の人生を、少しずつ変えるきっかけだった。
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