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隣のクラスに教材の諸々を置きに行こうと、ドアを開けた。その時だ。
ボフッ・・・
へ?目の前を白い粉が包んだ
そして横には、カツンと小さな音を立てて転がっている黒板消し。
「うわっ。ごめん。大丈夫!?」
小柄な男子が駆け寄ってきた。
これはいったい何...どういうこと?
もしかして私が来ると聞きつけて仕込んでた?頭でぐるぐると思考が回転する。
「あー、もう相沢が来ると思ってたのに」
小柄な男子が続けてそう言った。
あれ、なんか違うっぽい?
私に仕掛けたわけじゃないのかな。
そう思っていると後ろから急に頭を抑えられて、軽くはたかれた。
「今何て言った?俺が来ると思って仕掛けただと」
「だって、前やられたから仕返ししようと思って」
「あのなー、だとしてもちゃんと確認してからしろよなー。人巻き込みやがって」
私はどうしたらいいのだろうか。男子二人に挟まれて立ち往生な私。
困っていると後ろから低音で少しいかつめな声で「お前等何をしている!」と怒号が響いた。学年主任の田島先生だ。
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