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現在
「しっかし、お嬢ちゃんは変わってるよなぁ、
こんな人間離れした奴を拾ってくれるなんて」
「あなたがお金を持っていなかったら助けませんでしたよ?」
「」
あのあと、私はおじさんを家まで引きずって帰り、
おじさんから貰ったお金で大切なたんぱく質(卵)をダッシュで店まで戻り、
買ってきました。
時刻は7時半、残り二パックの卵を遅れてやって来たおば様との激闘の末、手に入れました。
「おじさん、お嬢ちゃんが親切心で助けてくれたのかと…………」
「残念でしたね、世の中お金です」
「うわぁ」
「て言うか、いつまでお醤油かけてるんですか
普通、卵焼きにお醤油かけますか、それ本当に卵焼きですか、むしろお醤油そのものでは?」
「おじさん味は濃い目が好きなんだよ」
「お醤油を直に飲み始めた?」
ごきゅごきゅと勢いよくお醤油を飲み始めたおじさん
もう一度、確認のため言いますが、単眼、鮫歯の人間離れした、おじさんです。
「おじさん本当に人間なんですか?」
「いや、違うよ?見てわかるだろ?」
「……ギガ○テスですか?」
「角は、生えてないなぁ……みっちゃんなら生えてるけど」
「え、生えてる方いるんですか」
………
「おじさんはまぁ、モンスター的な?異世界から来ました的な?勇者に討伐された的な?まぁ、そんな感じだな」
「……………………はぁ?」
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