第1章

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現在 「しっかし、お嬢ちゃんは変わってるよなぁ、 こんな人間離れした奴を拾ってくれるなんて」 「あなたがお金を持っていなかったら助けませんでしたよ?」 「」 あのあと、私はおじさんを家まで引きずって帰り、 おじさんから貰ったお金で大切なたんぱく質(卵)をダッシュで店まで戻り、 買ってきました。 時刻は7時半、残り二パックの卵を遅れてやって来たおば様との激闘の末、手に入れました。 「おじさん、お嬢ちゃんが親切心で助けてくれたのかと…………」 「残念でしたね、世の中お金です」 「うわぁ」 「て言うか、いつまでお醤油かけてるんですか 普通、卵焼きにお醤油かけますか、それ本当に卵焼きですか、むしろお醤油そのものでは?」 「おじさん味は濃い目が好きなんだよ」 「お醤油を直に飲み始めた?」 ごきゅごきゅと勢いよくお醤油を飲み始めたおじさん もう一度、確認のため言いますが、単眼、鮫歯の人間離れした、おじさんです。 「おじさん本当に人間なんですか?」 「いや、違うよ?見てわかるだろ?」 「……ギガ○テスですか?」 「角は、生えてないなぁ……みっちゃんなら生えてるけど」 「え、生えてる方いるんですか」 ……… 「おじさんはまぁ、モンスター的な?異世界から来ました的な?勇者に討伐された的な?まぁ、そんな感じだな」 「……………………はぁ?」
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