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数ヶ月前、私はようやく真っ白な部屋から外に出られた。初めてであった家族、ツバサさんのおかげで。
言語訓練、戦闘訓練、注射、もう何もしなくて良いとツバサさんに言われた時、私はほっとした。涙が出た。やっと私は人間に戻れた。
だから私はツバサさんの傍で戦う。例えツバサさんが私の事を兵器として見ていたとしても。ツバサさんの傍にずっといられるのなら……。
「初めまして、私の名前はリューナ、です、Da-」
そして私は敵と対峙した。
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