第2章 マダム・バタフライの誘惑

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「そうよ、いらっしゃい」 吸い寄せられるようにふらふらと 僕は歩を進める。 ひんやりと暗い部屋。 禁忌の匂いしかしない。 「そう、いい子ね」 扉を閉ざすのも忘れて 彼女は僕の赤い唇に夢中になる。
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