第2章 マダム・バタフライの誘惑

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恐ろしいご主人様の命令だ。 僕は弾かれた犬みたいに部屋を飛び出した。 「なんなのよ、あなた一体!」 獲物を横取りされた奥様は それこそえらくご立腹で。 「邪魔しないでって言ってるでしょ!」 酔いも手伝ってか。 恥も外聞もなく金切り声を上げる。
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