第2章 マダム・バタフライの誘惑

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甘い声音に重ねるように 征司は冷たい指先で僕の髪をかきあげた。 そうだよ。 いくら罠だと分かっていても。 「――お兄様」 この人に誘われて 避けられるはずがない。
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