休息

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「芽衣ー!」 、、、奈々? 、、奈々が呼んでる、、、。 「芽衣!良かったね!無事に安全な場所に来れたんだね!」 周りの景色は一切無い。 白一色の世界に制服姿の奈々が笑って私に話しかけてきてくれる。 、、、ああ、、これ、、夢なんだ、、、、。 「、、、、奈々、、?」 そっと名前を呼んで手を伸ばす。 「何?芽衣?」 奈々はにっこりと微笑んで私の手を握ってくれた。 「、、ごめんね、、奈々を助けられなくて、、、。」 「何言ってるのー?助けてくれたじゃない!私すごく嬉しかったんだよ?」 「、、奈々、、。」 奈々はそっと私を抱きしめる。 「芽衣と同じクラスになれて良かったなぁ。すごく楽しかったよね。本当にありがとう。」 「、、奈々。」 「最後の時の事気にしてるの?あれは私が勝手にやったんだよ?」 「違う!私がもっと早く気付いてれば、、、。」 「何言ってるの?噛まれたのが芽衣じゃなくて良かったって、私思ってんだよ?」 「、、奈々、、。」
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