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「、、、、ん、、、。」
澤木は寝ぼけているのか、分かってないのかのそりと腕を私の上からどかした。
私は急いでベッドから降りると衣類のチェック。
服、下着異常無し、、。
よしへんな事はされてないな。
ふー、、っと安堵の息をつき、ソファへと座る。時計を見ると夜の8時だった。
澤木の家に着いたのは確か3時過ぎだから、、4時間くらいねたのか、、。
「、、奈々の夢で流れた涙、引っ込んじゃったじゃない、、。」
ソファからジロリとベッドで相変わらず気持ち良さそうにグースカ寝てる澤木を睨みつける。
とりあえずお水を、、
飲もうとソファから立とうとした時、
コンコンコンと部屋の入り口のドアからノック音が聞こえて宮地さんが入ってきた。
「高月さん、起きてた?少しは休めたかしら?」
「あ、はい!すいません。何もお手伝いしないで、、。」
「いいのよ、いいのよ!お夕飯の支度が出来てるの。食事にしましょう?」
宮地さんはにっこりと優しい笑顔で話してくれる。
「はい!あ、、でも、、、。」
私が爆睡している澤木の方をチラ見すると、宮地さんは分かってますよ。と、ばかりにベッドに近づいていった。
「龍二さん、起きて下さいな!」
そう言うと澤木の体を起こし派手に揺する。
さすがの澤木もこれには敵わず、ゆっくりと起き出した。
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