休息

20/35
前へ
/131ページ
次へ
「、、私達、学校の屋上から街を見回したんです。でもいくつかの建物から煙りがあがっていたり、ゴブリンに襲われる人達のすがたしか、、見れなかったです、、。」 「そうですか、、、。」 菅谷さんが頷く。 「、、あとあのゴブリン、銃で撃たれても死ななかった、、。3階から落ちても、無傷で、、。」 「、、、、あの「自称宇宙人」が言った通り私達が普段使うような道具では傷つけられない?」 宮地さんがため息をつく。 「今はまだ電気が使えるから良いけど、もし止まったら困るわ。食べるものも無くなったらどうしましょう、、賞味期限が早いものから使ってはいるけれど保存食はほとんど無いですし、、。」 「その時は俺がスーパーなりコンビニなり行って取ってくる。」 澤木の提案に宮地さんは驚いたように手を振る。 「ダメダメダメダメです!危なすぎますよ!冗談でもやめて下さい!」 外にゴブリン達が徘徊しているのなら、スーパーやコンビニに行くのも命がけだ。 囲まれたらすぐに襲われて死んでしまうだろう。 「、、なんか武器があれば良いのに、、、。」 私が小さく呟くと菅谷さんは自分の右腕を前に出した。
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加