休息

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「、、ダメですね、情報も買えって事ですかね?」 菅谷さんが溜息をついた。 せっかく何かが分かると思ったのに、、、。 分かったのは★マークの場所に何かあるって事だけ、、。 「、、、この★の場所、、どうします、、?」 「どうするったって、、、行くしかねーんじゃねぇの?ここにずっといたって食べ物無くなったら終わりだろ。」 私の質問に澤木が答える。 しかし椅子に座っている宮地さんが慌てたように首を振った。 「そんな!危ないですよ!数日経てば救助とか、外の化物をなんとかしてくれる人達が来る可能性だってあるでしょう。」 私もそれは思う。 もしかしたら明日になれば救助が来るかもとか、、。 私達以外の人達が、腕輪の画面の出し方に気づいてもう武器を手に入れているとか。そして助けに回ってきてくれるかもとか、、。 「宮地さん、その可能性は0に近いですよ。」 菅谷さんがぴしゃりと答えを返した。 「、、そんな、、わからないじゃないですか、、、。」 宮地さんはまるで希望を握りしめられたかのように眉間に皺を寄せて菅谷さんを見る。
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