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「へっ!??なんで、、?!」
宮地さんはニコニコしながら肘で私をつついてくる。
「龍二さんがこの家に女の子を連れてきたことなんか1回も無かったのよぉ?クラスメイトの名前すら聞いたこと無かったから、すごく驚いたわー。」
、、、そうなんだ、、。
私しか来たことが無いという言葉に何故かホッとした。
!!
いや、ホッとしてない!
違うし!
嬉しくなんかないし!
何かわからない感情を心の中で振り払った。
「澤木君と話したのはゴブリン達の騒動があった日がはじめてで、一緒にいるのも何かこう成り行きもあって、、、お付き合いとかはしてない、、です、、。」
私のそのセリフにお互いにあった状況を説明した時の事を思い出したのだろう。
宮地さんの表情が曇った。
「、、そうなのね、ごめんなさいね、、。何か明るい話題を話したくて、、お友達を亡くされたのよね、、、。」
「いえ、、、こんな時だからこそ私も明るい話題で話したいです。ベットで横になりながらお話しませんか?」
私が微笑んで宮地さんを見ると、宮地さんは安心したようにまた表情を明るくする。
多分情緒不安定になってるんだろう。
「あら、こんなおばさんとガールズトークしてくれるの?」
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