休息

33/35
前へ
/131ページ
次へ
「、、、。」 「、、でも、もし助けが来なかったら家族が死んじゃうかもしれないって今思ったら、、、すごくじっとしてられないなって、、助けたいって、、、そう思いました。」 「、、そうね、、そうよね、、。、、、でも私達に何が出来るの、、?何も出来ないわ、、。危ないだけよ。」 「、、、分かってます。、、でも宮地さんと話してて、こうも思いました。、、、私、宮地さんも助けたいんです、、。」 「、、、私を、、?」 宮地さんがゆっくりと布団をどけて私を見る。 「はい、、何が出来るか分からないけど、こんな不安な気持ちをずっと抱えこむのも嫌じゃないですか、、。、、宮地さんにも、、澤木にも、菅谷さんにも安心してほしいと思うし。、、確実に安全だって場所にいて欲しいなって思うんです、、。」 「、、、高月さん、、。」 「、、上手く言えなくてごめんなさい、、。私も怖いし、考えたくないです、、。、、でも、、親友が、、奈々が私を助けてくれて、澤木が私を助けてくれたから、、きっと私も誰かを助けれるんじゃないかと思うんです。」 「、、、、。」 「、、考えたくないって言ってる宮地さんに言うのは酷いのも分かってます、、。でも、、★印の場所に何か希望が少しでもあるなら、、、、危険でも私、行きたいです、、、。」
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加