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「、、宮地さんを安心させれるような何かが手に入るなら行く価値があると思うし、、澤木や菅谷さんが私が行く事に反対しても、、たぶん行きます、、。」
「、、、、、。」
「、、帰ってきたら宮地さんの美味しいご飯と笑顔が、、見たいです。、、、一緒に行こうとは言いません、、、。私を待っててくれないですか、、、?」
「、、、、。」
宮地さんは何も言わず、じっと私を見る。
しばらくするとまたゆっくり布団を深くかぶってしまった。
、、、、やっぱりダメだよね、、。
今日会ったばっかりの私に完全にこころを開いてくれるなんて、、無いよね、、。
でも、話して、口に出して、自分の気持ちがはっきりした。
私頑張りたい。
奈々の分まで頑張って生きたい。
お母さんやお父さんに会いたい。
会えるように頑張りたい。
やれる事があるんなら、やりたい。
今までの私だったら絶対に思わなかったと思う。
きっと誰かが、
自分ではない誰かが、
助けてくれて
ゴブリンをやっつけてくれるはず
私はそれが終わるのを待つだけ
そんな風に思うはずだった。
そんな風に思う自分だったはず。
でも今は、、違う。
誰かじゃなくて、私が。
頑張りたい、、。
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