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「、、全部で現金が7万8千円とクレジットカードが3枚。武器って高いのか?」
集まったお金を手に澤木が呟く。
「あとは、社長から預かっている管理費が現金で10万ほど、、非常事態ですから使用しても良いでしょうか?」
菅谷さんが澤木に尋ねる。
「そんなのあるなら始めから出せよ。良いに決まってるだろーが!」
澤木は菅谷さんから10万が入っている封筒を受け取りお札を出し数える。
「これで17万8千円か、、カードもあるし1個くらいは買えんじゃねーの?」
「そうですね、、むしろ買えないと打つ手が無くなりますからこれに縋るしか無いでしょう。」
「、、じゃあ後は★マークに向かうだけですね、、。」
私はゴクリと唾を飲み込んだ。
覚悟はしたけれど、やっぱり怖いものは怖い。
出来る限りゴブリン達と接触せずに辿り着きたい、、。
「、、いつ向かうんですか、
、?」
宮地さんが心配そうに菅谷さんに尋ねる。
菅谷さんは再度腕輪から地図画面を出すと、道を確認した。
冷静に眼鏡の位置をくいっと直し言った。
「明日の朝出発しましょう。」
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