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私達はそれから出発に向けての準備をした。
ゴブリンには効かないとわかってるけれど台所から包丁やナイフを運び、あとは食料。
水と食パン、カロリーメイト、宮地さんが作ってくれたお弁当。
タオルに毛布に救急箱。
「何が役にたつか分からないよ。」
「とりあえず使えそうな物詰め込め。」
アタフタする私。
澤木はディパックに懐中電灯やパーカー、筆記用具を詰めている。
澤木も何を持っていっていいのか分からないみたいだ。
とりあえず役に立ちそうな物を車に詰め込むと、皆で夕食をとる。
宮地さんが作ってくれたのはカレーだった。程よく辛くて美味しいのに、さすがに明日の事で緊張してるのか胃にもたれた。
「朝の5時くらい、外が明るくなりはじめたらすぐに出ましょう。」
菅谷さんの言葉に皆頷く。
ご飯を食べるとすぐに就寝の支度に取りかかった。
バタバタと時間が過ぎていくように感じた。
「宮地さん、私今夜も宮地さんと一緒に寝ても良いですか?」
1人ここに残る宮地さんの事が心配で私は今日もここで寝ると希望した。
でも宮地さんに断られた。
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