はじまり

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「皆!あれ!警察がきたみたい!」 生徒の1人が外を指さす。 また皆が窓側にかぶりつくように集まる。 校門の向こうから警察官2名がこちらに向かって走ってきていた。 「警察来ましたね、これで我々は職員室に戻れますよ。」 「今日は一体何なんでしょうか?全く、、。」 先生達は警察官に向かい叫んだ。 「こっちですー!ここにいますー!!」 その声に警察官2名は気づいて反応し、大きく手を振った。 「通報を受けましたので参りましたー!そいつですか?」 「そうです!早くなんとかしてください!」 先生達に言われ警察官が緑色の人形を囲むように近づいていく。 「、、ねぇ、芽衣、あれ大丈夫なのかな、、?本当にゴブリンだったらどうなるのかな、、。」 菜奈が不安気に外を見て言う。 私は何も言えないまま、菜奈の手を握り返した。 大丈夫だよね? だって警察官だもん。 いざとなったら銃だってあるし、、、。 そう思った時だった。 「ぎゃあああああああっ!!!」 と大きな声が外で響き渡った。 警察官の1人が緑色の人形に噛みつかれているように見える。 赤く飛び散ったように見えるのは血なのだろうか、、?
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