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「やめろ!離せ!!!」
もう1人の警察官が緑色の人形を引き離そうと掴んだが、びくともしていない。
「あああああっ!!痛い!痛いー!!」
噛みつかれている警察官は悲鳴をあげ続けて暴れているが緑色の人形は更にもう一度口を大きく開き噛みついた。
「やめろっ!!」
もう1人の警察官が腰にあった銃を手に持ち構える。
「え?え?」
「え?撃つの?」
「銃??」
校門にいる先生達は状況について行けずぽかんとしたままだった。
パァーンッ!!
乾いた銃声が響いた。
生徒達はそれを無言で見ている。
「、、、、嘘だろ、、?」
緑色の人形は銃で撃たれたにも関わらず無傷だった。
撃たれた所から煙が昇っているだけ。
噛まれている警察官はすでに意識がないようだった。
「何なんだ、、何なんだ!!こいつは!!?」
緑色の人形は銃を構えた警察官に飛びかかった。
「く、くるなぁ!!!」
パァーン!パァーン!パァーン!
警察官が構えた銃を撃ちつくしたのと同時に首元を緑色の人形に噛みつかれてぐったりと動かなくなった。
緑色の人形は警察官が動かなくなったのを書くにすると大きく口をあけてガブリと顔面に噛みついた。
いや噛みちぎった。
咀嚼して呑み込んだ。
、、、人間を、、食らったのだ、、。
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