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「、、、菜奈、、。」
「、、、芽衣、、。」
屋上のフェンスから街を見下ろし、お互い手を握りあうことしか出来ない。
どうして良いか分からない。
街からは消防車、救急車のサイレン、逃げる人達の悲鳴が響き渡る。
緑色のゴブリン達は一体何匹いるのだろう、、?
屋上から確認するだけでもとても多かった。
なんで突然こんな事になった。
一体どこから。
一体いつから。
助けはくるの?
いつくるの?
来なかったら?
ここは無事なの?
無事じゃなかったら、、?
ふと校庭の先生達の死体の1つにさっきのゴブリンがまだいる事に気がついた。
食らっているの、、、?
ゴブリンは先生の足を股を広げるように持ち、自分の腰を一生懸命振っているように見えた。
あの先生は、、音楽の、、山梨先生、、?女の、、、
「ひっ!!」
理解してその場にうずくまった。
他の女生徒で気づいた子達も顔面蒼白で震えている。
あのゴブリン、死んだ先生を。
女を。
犯している。
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