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「芽衣ー!そろそろ起きなさいー!」
「遅刻するわよー!!」
お母さんの声が1階から聞こえてくる。朝だ、起きなきゃ、、
「、、、眠い、、。」
重い瞼を無理やり起こすように目を擦り、起き出した。
半月前に嫌だった試験も終わり、いつも通りの日常が流れている。
あんなに頑張って試験勉強をしたのに、結果はいつもと同じ。
平均点をきれいに取った。
どうせ高校の試験問題が将来役に立つことの方が少ない。
いつも通りそう心に言い訳をする。
「芽衣ー!!起きてるのー!?」
「起きてるよ!!すぐ支度するってば!!」
起こしてくれてるお母さんの声にイライラしながら手早く制服に着替える。
最近少し寒くなってきたから、そろそろ皆タイツとか履くかな、、?
今日教室で履いてる子の数が6人以上だったら明日から履こう。
そんな事を考えながらいつも通りの靴下を履く。
背中の真ん中くらいまである髪を整える。本当はもっと明るい茶髪にしたいのだけど、お父さんがうるさいから大人しめのカラーにしている。
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