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それを見た男子生徒達は澤木が出てくるまで入れないオーラを出していた。
私は小さく溜息をついた後、手招きをして呼んだ。
「入って大丈夫。ゴブリンいないから。」
「あ、でも澤木が、、。」
男子達はまだ怖がっているようだった。
「大丈夫、もう機嫌直ってたから。」
私はそう言うとトイレに入っているだろう澤木に聞こえるように叫んだ。
「ええ？！膀胱破裂しちゃいそうなの！？大変じゃん！澤木ー！他の子達もトイレ入るからねー！！」
男子トイレからまたブハッと澤木の吹き出した声が聞こえた。
私が促すと男子生徒達は慌ててトイレへと入っていく。
私も女の子達を見て頷くと女子トイレに入った。
女子トイレ内は昨日ゴブリンが澤木のドロップキックで吹っ飛んだ時の影響で少し物が散乱していた。
1番奥のトイレ、
、、、、菜奈が入っていたトイレだけゴブリンに激しく爪で引っかかれた為ドアの役目をはたしていなかった。
後から入ってきた女の子達はそれに気づくと、ひっ！ と小さく悲鳴を漏らしたが他の個室トイレに入って行った。
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