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何かわからない感情がこみ上げてくる。
付いてきた女の子達全員の気配が消えるまで私はずっと個室一個を占領してただ座り込んでいた。
最後の子達がトイレから出ていった気配を感じてようやく用を足す。
手を洗おうと鏡を見ると自分が凄く無表情になっているのに気付いた。
「、、膀胱破裂しろ、、。」
そう呟いた。
情緒不安定だな、、、。
と思いながらハンカチで手を拭きまたモップを持って女子トイレの外に出る。
「遅え。」
「澤木、、先に行ってるかと、、。ごめん。」
眉間にシワを寄せた澤木が私の近くにくる。私の顔を両手で挟み無理矢理自分の方に向けた。
ぐぎっとクビが鳴る。
「痛っ!いった!またせてごめん!悪かったって!」
「、、泣いてんのかと思った。」
澤木の表情はまた優しい澤木に戻ってた。
それを見て涙が滲んだ。
心が痛くなった。
「泣いてないよ、、。本当に大丈夫、、。」
「なら良いけど。」
澤木はそう言うと振り返って屋上階段の方へ歩きだした。
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