脱出

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「行くぞ!」 「うん!!」 車は勢いよく走り出し、女子を襲っているゴブリンのすぐ横を通過。外の車道へと飛び出した。 学校外にもゴブリン達の姿があちらこちらに見える。 道路には車の事故の後、 ゴブリンに襲われ亡くなった人の遺体が放置されていた。 どこにも警察や自衛隊の姿も何も見えない。 町の人達はどこかに避難しているのだろうか、、? 澤木は事故道路、ゴブリン達を避けながら走れる道路を選んで行く。幸い、ゴブリンは車のスピードにはついてこられないようだった。 車の中にいるという事で多少ながら安心感が持てた。 「お前ん家近いか!?」 「学校から自転車で30分。H町なの。」 「なら俺の方が近いな!向かうぞ!」 「お願い!」 私は澤木と2人、学校を脱出。 学校から近い方の澤木の家に向かう事にした。
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