脱出

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「、、高校生で1人暮らし、、?」 「1人暮らしとはまたちょっと違うけど、、、行けば分かる。」 澤木はさらっと言い流す。 、、あまり触れられたくないのかな、、。 私はそれ以上澤木の家族の事は聞かない事にした。 「もう着く。周りのゴブリン確認して。」 澤木が顎で指したのは、かなり立派なマンションだった。 高級感溢れる外装は私にとってテレビでしか見たことないようなイメージだ。マンションの中に駐車場があるのか左端に扉が降りている。 その扉もなんかオシャレ、、、。 一本道を挟んで車を停め、周りを確認する。 「え?、あ、うん!!」 澤木に言われて私は助手席側の道を確認した。遠くにゴブリンが見えるが近くには見えなかった。 「遠くに見えるけど、すぐ近くにはいなそうだよ澤木。」 「わかった。ただこっち側にはわりと近くにいるから道に出たら気づかれる、、、ここから反応するかな?」 澤木はそう言うと胸ポケットか ら鍵を取り出す。 鍵をマンション横の恐らく駐車場につながっている扉の方に向けると電子ロックボタンを押した。 「、、ダメだ、、反応しない、、。もっと近づいて押すしかないか、、。」
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