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時計を見ると7時半。
もう出なきゃ。
「芽衣、お弁当!」
「ありがとう!行ってきます!」
「気をつけなさい。」
「はーい!」
いつも通り、お弁当をカバンに入れて家を出る。
自転車に乗り学校へ向かう。
「おはよう芽衣。」
「おはよう菜奈ー!」
仲良しの菜奈と教室に入るなり2人で話す。菜奈も私と同じで、派手過ぎず、地味すぎずなタイプの子。
どちらかというとおっとりな可愛子ちゃんタイプ。
話も合うし、同じクラスになってから毎日一緒にいる友達だ。
「今日の英語、私当たるよー、やだなー。」
「どこ?予習してきてる?」
「一応やってきたけどあってるのかな?菜奈見てよ。」
「いいけど、間違ってても怒らないでね。」
「やだ。」
「えーー。」
そう言って2人でキャーキャー笑いながら始業時間を過ごす。
バンッ!!
突然大きな音がしてクラス中が静まり返った。
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