休息

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洗面所に入り、またその広さに驚く。 高級ホテルかここは、ってくらいの大きな洗面台に鏡。 私はとりあえず着替えを洗面台の横には置くと、汚れた制服を脱いで洗濯機に入れた。 乾燥機もあるならと下着も全て洗いにかけた。 澤木が用意してくれてあったタオルを手に持ちお風呂に入る。 これまた大きな浴槽。 「はー、、お金持ちはお風呂も大きいんだな、、、。」 私は先に身体や髪を洗いにかかる。埃だらけの身体を洗えることがこんなに気持ちよくて嬉しい。 い、、生き返る~、、 浴槽にゆったりと浸かると心地の良い暖かさがじんわりと身体に染み込んでくる。 「気持ちいい~。」 まさか澤木の部屋のお風呂を使う時が来るなんて夢にも思わなかった。 こんなことにならなけば、ずっと認識もロクにされてないクラスメイトのままだったのだから、、。 そんなことを思いながら浴槽の中であまりの心地良さにウトウトしているとピーピーと音が洗濯機の方から聞こえてきた。 高性能洗濯機、、早いな。 私はお風呂から上がり、すぐに乾燥機に制服と下着を放り込んだ。 乾燥まで20分か、、。 身体を拭き、髪を乾かしてればすぐだな。 お風呂場で悩んだ末、石鹸でメイクも落としてしまった。
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