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「何、"始末"と言っても勿論、殺すとかではない。我々ジェイド社の目的は、ただ一つ。サードニックスから資金を頂く事だ。そして、人質はあくまでも君と一樹の二人だ」 優も一樹も、相変わらず白いロープで椅子に縛りつけられたまま、無言でレイを見つめていた。 * * * "報告"を終えた咲は携帯電話を切ると、ズボンのポケットに入れて、再び非常階段を上がり始めた。 「さて、騎士(ナイト)のいない お姫様のところにでも行こうかねぇ。 アイツが選んだ女にしては、珍しく"フツーの子"で つまんねぇけど」
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