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ーー「こちら調査部隊。α-S地点で、上空からヴァリアントの姿を捉えました!」
爆源地、悲鳴が響く第2ゲートの上空では政府軍調査部隊のヘリが停滞している。
案の定、第2ゲートの爆発はヴァリアントが起こしたものだった。
道路の真ん中で、逃げ遅れた車両を次々と破壊し、中の人間を喰らっている。
ヴァリアントは紫色の強力なエネルギーを体内から放出しているため、近づく事は容易ではない。
『よし、まずは人民の避難を優先しろ!』
姿を捉えてはいるが、ヴァリアントに通常の兵器はほぼ通用しない。
ましてや調査部隊となると、指令部はヴァリアントへの攻撃命令は出せなかった。
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