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  だけど男は俺がいるのにと思うと許せなくて、思いをアイツにぶつけると、『付き合うのはいいよって言ったけど、浮気はしないなんて言ってないだろ?』、だって。 乾いた笑いしか出てこなかった。 『お前も他の奴に抱かれてるんだから同じだろ?』なんて、そんなこと聞きたくなかったよ。 それからショックを受けて家で慟哭したのに、俺は別れることは出来ず、ズルズルと付き合っていた。 だって、アイツは最低な男なのにとても綺麗で眩しくて、俺の光だったんだ。 こんなにも汚い俺を浄化してくれるみたいで、アイツは地獄の中に垂らされた蜘蛛の糸だったんだ。
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