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「こんばんは。あなたが責任者ですか?」
橋本は天野の母親の目をじっと見つめる。
見た事の無いような橋本の容姿に、戸惑いながら答える天野の母親。
「そうよ……」
「そうですか。あなたみたいな美しい方が責任者で、残念です」
「何が残念なの……?あなた達何者!?」
「話せば長いので警察とでも思って頂ければ、ありがたいですね」
「警察……嘘つかないで!警察がこんな事するわけないでしょ!」
「そんなに叫ぶと、美しさが台無しですよ?率直に言います。この店はボッタクリ店ですよね?だから潰しに来ました」
「潰しに……言いがかりよ!ボッタクリなんてしてないわ!あの男が飲み過ぎなのよ!」
天野の母親が藤井を怒りの表情で見つめる。
「上客じゃないですか彼は。いつもよりも派手にボッタクリが出来る。嘘をつかないで下さいね天野さん。正直に言って頂かないと困るんですよね。解りました。あなたにも選択肢を与えましょう」
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