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驚いた表情を見せる天野の母親。
だがそれ以上に驚いたのは藤井だった。
「え?マジで!?嘘だろ!?」
「そんなに驚く事じゃないだろう藤井。この方は完璧な女だ。堪能するんだな」
「フッ……相変わらずひねくれてやがる。エグい野郎だ」
須藤が笑みを浮かべる。
その時我に返るように、天野の母親が言った。
「ちょっと……私の相手って……あの男なの!?」
「そうですよ。何か問題でも?」
「何言ってるの!?問題あるわよ!何で私があんな野蛮なゴリラみたいな男の相手しなきゃいけないのよ!」
怒りを露にする天野の母親。
橋本は冷静に答えた。
「言ったじゃないですか。自分か店、どちらを選ぶかは自由です。嫌ならやめればいい。この店は潰れますけど。いや、潰しますけどね。ククク……僕が御相手するとでも思いましたか?ククク……」
クッ……
苦虫を噛み潰した様な顔で橋本を睨む天野の母親。
その時藤井が叫ぶ。
「ふっ……ふじゃけんじゃねぇッ!」
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