プロローグ【心晴れやかに――】

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そして....気が付けば私の右手が、シートを送信していた訳だ。 (ハッ――!? 私は今、一体何をした――?) ノートパソコンの画面に表示された、送信済の三文字――。 (................フッ........これは悪い夢だ。 今日はもう寝よう――。) 私はその後、即行で眠りについた。 しかし、朝起きて私は昨日のあれが、現実だったと思い知らされる。 ノートパソコンにメールが、一つ。 今日の午後五時、面接にくる事は可能ですか――? 私は、その瞬間、恐怖と期待に身を震わせた。 内容が事実なら私に幸せな一時が、訪れる――。 だが、もし....あの内容が偽りなら――? (あ....そうだ、一応ボイスレコーダー持っていこーっと!) そして、私は覚悟を決めたのである。 利美堂探偵事務所へと、面接に向かう覚悟を――。
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