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私は、カッパ頭の冴えない中年店長が座す机を勢い良く、叩いた。
「ふ~~・・・・・・・。
でもね........だからって、これはいかんでしょ春日さん?」
そんなムカつく溜め息を、吐きながらカッパ頭の糞店長は、私に防犯カメラの映像を見せ付ける。
そこに映し出されていたのは、私が冷蔵庫から適当な食材を、引っ張り出しサンドイッチを作って美味しそうに、放馬る姿であった。
「・・・・・・・・こ....これが何か!?」
堂々たる私の言葉に、カッパ(略)店長が、反論する。
「いやさ........君が早番の時に滅茶苦茶、サンドイッチの材料が減ってるんだよね?
先月は五回、今月に至っては七回目――。
取り敢えず、損失分は君の次の給料から引いとくから....。
で――他に質問は?」
――――――
こうして私は、あのカッパ(略)の悪意ある策謀により首確定となったのである。
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