302人が本棚に入れています
本棚に追加
佑香は自分でも
信じられない行動に出た。
とっさに、佑香の口をついたのは、
コーヒーではなくて、
“ダンス”……
80年代から90年代の曲を専門に流すクラブ…
そういう気分だった。
ひとりでは行けないけれども、連れがいる。
女というだけで、寄りかかってくる
男たちと違って、
とりあえず、伊藤君は、
知った仲。
不安よりも、
本当は気になっている彼を、
伴っているという安心感。
もちろん、
誘惑するつもりは毛頭なかった---------
彼とどうにかなりたいと
思ったわけでもない。
ただ、今夜は、消化不良の
解放感を、
昇華させたかっただけ…..
最初のコメントを投稿しよう!