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「日皇と同じようにバビロンも、
この問題をどうにかするために何らかの対策を考えているだろう。
あの代表のことだ。
今回のリーク記事を打破する、
とっておきの魔法を見せてくれるんじゃないかな?」
成宮さんがさも楽しそうに
天国と地獄の両天秤についていったが、こちらは青ざめている。
「魔法なんて、うちの会社に、魔法使いなんかいませんよ!
社長が魔法のスティック持ってるとは思えませんから
当然無理ですよ!」
「確かに、あの代表は、魔法使いって感じではないな。ははっ!」
彼は、にやりと口元をひっぱり、紅茶の入ったカップを持ち上げた。
のどを鳴らして飲みほしたあと、こちらへ満面の笑みを向ける。
私とは正反対に今の状況を明らかに楽しんでいる。
他人事だと思って、、、なんだか悔しい。
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