キスフレ2nd Vol.21

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「日皇と同じようにバビロンも、 この問題をどうにかするために何らかの対策を考えているだろう。 あの代表のことだ。 今回のリーク記事を打破する、 とっておきの魔法を見せてくれるんじゃないかな?」 成宮さんがさも楽しそうに 天国と地獄の両天秤についていったが、こちらは青ざめている。 「魔法なんて、うちの会社に、魔法使いなんかいませんよ! 社長が魔法のスティック持ってるとは思えませんから 当然無理ですよ!」 「確かに、あの代表は、魔法使いって感じではないな。ははっ!」 彼は、にやりと口元をひっぱり、紅茶の入ったカップを持ち上げた。 のどを鳴らして飲みほしたあと、こちらへ満面の笑みを向ける。 私とは正反対に今の状況を明らかに楽しんでいる。 他人事だと思って、、、なんだか悔しい。
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